蔵の紹介

ユーメン醤油醸造場

約150年前、
広島市安佐北区
筒瀬にて醸造開始

いつもご利用いただき誠にありがとうございます。
私たちの醤油蔵は慶応4年(1868年)に創業し、おかげさまで150周年を迎えました。
日本独自の調味料として工夫を繰り返し発展してきた醤油造りは400年近い歴史がありますが、近年の流通革命の下、地域に根ざし地元と共に歩んできた全国各地の醤油蔵の現状は非常に厳しくなりました。

大正時代に日本全国に12000社あった醤油蔵は現在1108社(2020年時点)にまで減少し、さらに毎年数十軒のペースで廃業しているとのことです。
その1108社中、麹造りをしている蔵はわずか300社程度となってしまった現在、私たちの蔵が日々行う「麹造り」「醤油造り」の意味合いは非常に深くなりました。

それは、私たちが一からの麹造りをやめる時、広島市で唯一となった地元の水と気候でつくる手造り醤油の味が消える時を意味しているからに他ならないのです。
私たちは、受け継いできた「醤油造り」を次の世代へ引き継ぐためにこれからも精進していきたいと考えております。

使い続ける木桶

木桶で作るからこそ醸し出すことのできるユーメンの醤油。定期的に櫂入れ(かいいれ)することによって、より活発に発酵を促します。
明治中期の刻印があるものもあります。

酵母菌や乳酸菌など
醤油造りに欠かせない
「菌」が棲む蔵

150年の歴史の積み重ねでユーメン
醤油の味が造られています。

国産100%の大豆、
厳選した小麦と塩のみで
作る醤油「醤魂」

蔵人の魂がこもった醤油です。

ユーメンにしか
作れない味を後世に

醤油造りは、多くの工程を要します。

室(麹の発酵)

出麹

発酵・熟成

舟掛け

搾り

麹板

しかし、こだわって醤油を作り続けたい理由は、ユーメンにしか作れない味を後世に残したい、美味しい醤油を食卓に届けたい、そういった想いで造り続けています。

もろみ蔵の見学をしていただくことが可能です。 (事前にご予約をお願いいたします。)